高収入さん75 嫉妬してるんでしょ?
指定された場所で待っていると、見覚えのある高級外車がやってきた。
高収入さん(∩´∀`)∩ワーイ
あ~こういう車に乗り込む姿を私の周囲の人々に見て欲しいよね。
さっきの罰ゲーム的な人達にも。
私ってこういうレベルの男性と付き合うオンナなんですからね\(^o^)/的な自慢をしたい。
わざとゆっくり乗り込んでみるが、通行人の誰の注意を引く気配もなかった。
ババアが何しようが興味ないか(;´Д`)
車に乗り込むと、恐らく満面の笑みで感謝の意を伝える私。
「迎えに来てくれるなんて嬉しい!」
それに対して高収入さんは
「おつかれ」
と、素っ気なく言った。
なに?このいつも以上に素っ気ないというか、怒っている感じ。
素直に理由を尋ねようかと思ったのだが、高収入さんの方から口を開いた。
高収入「どんな飲み会だったの」
私「え~と、職場の人達との親睦を深める飲み会が時々開催されるので、都合がつけば参加する感じ…かな。」
高収入「職場ってさ、マリコちゃんって会社があるわけじゃないじゃない。」
ちょっと鼻で笑う感じだ。
私「だからこそですよ~。個人事業主同士仲良くするのは当然ですよ。」
高収入「仲良くねぇ。それってオトコもいるんだ。」
ん?あれ、コレってもしかして
嫉妬じゃない?
私「それはもちろんだけど…?イヤってこと?」
高収入「イヤとかじゃなくて、節度ある行動をしたほうが良いと思うよ。」
あら、なんだかトゲのある言い方するじゃない(-_-;)?
私「節度?私が何か節度の無い行動をしているように聞こえたけど?」
高収入「誤解されないように気をつけてねって言ったんだよ。」
ムカッ(・_・;)
わかる。
わかるよ、私に対して優位に立っていたいから、嫉妬めいた事を口にできないんだよね。
私自身、今日の本当の予定(パーティー参加)を言えない後ろめたさがあるので強く出られないが、すごくムカッとしている。
でもそんな事を言おうものならせっかく会えたのに楽しい時間は遠のきそうだ。
こうやって私は自分の立場をどんどん追い込んでいるんだろうな(;´Д`)