初のお見合いパーティー⑪フリータイムの恐怖
お見合い回転寿司が一巡したところで最初の席に戻り、私の前には最初のキョドオくんがいた(-_-;)
キョドオくんは最初と同じく俯いてはいるが、少し傾斜がゆるくなっている気がする。
彼は結局誰かと話したのだろうか。
この時間は第一印象カード記入するのだが、気に入った人を3名以上選ぶことになる。
選べと言われても3名もいないんだが(;・∀・)
一番は裁判くんだが年下だし、カップルになれなかったときのことを考えると参加費がもったいない。
誰かとカップルになる為には第一希望を裁判くん、第二希望をヅラさんにつけて2名のみで提出した。
キョドオくんも提出しているので、印は付けたのだろう。
フリータイムが始まった。
フリータイムと言っても、女性は座ったままで、男性から動くスタイルだった。
誰も来てくれないのではないかと心配していたが、すぐに裁判くんと目が合って、こちらに向かって来てくれた。
良かったε-(´∀`*)ホッ
しかし、予想外の困ったことが起きた。
眼の前のキョドオくんが動かないのだ。
「あの、フリータイムなので動くみたいですよ?」
「…ので」
「はい(^O^;)?」
小さすぎて聞こえず、聞き返すと、次は少しだけ音量を上げてくれた。
「動きたくないので」
あ~、どの女性の所でもそういう感じで行っちゃって、目当ての人が見つけられなかったというわけだ(*_*;
しかしここにいてもらっては、私が困るのだ。
私は裁判くんと仲良くなりたい。
裁判くんは私がキョドオくんと話していると思ったのか、「またあとで」的なジェスチャー(希望的観測)をして去っていった。
ああっ!(; ´Д`)ノ
どうしたものか困っていると、第一印象カードが返却されてきた。
見ると、なんとキョドオくんは私に○を付けているのだ(@_@;)!!
会話…したいの?