東京㉘東京は怖いところだ(;´Д`)
姉の家でお風呂に入っている間だけでも電源を切ってスマホを充電しておくことにした。
お風呂から上がって電源を入れると、数通のラインが届いており、全てKさんだった。
内容は、“とにかく自分のことを知って欲しい”という気持ちの溢れたものだった。
あ~もうなんかげんなり(;´Д`)
だから
翌日フミヨちゃんにお願いして横浜のパーティーにも出たのは、渋谷のパーティーで出会ったKさんが、どうもしっくりこなかったからだ。
結果は惨憺たるものだった。
本当に、ただの一人も、ちょっとでも気になる男性が現れなかったので、誰にも◯を付けずに帰ることにした。
フミヨちゃんも同じ気持ちだったようで、誰ともカップルにはならなかった。
二人でエレベーターに乗り込み、このあとどこでお茶をするかなど話していると、一階に着いた。
そこで背筋が凍るような気持ちになった。
実はさっきのパーティー、一人中間発表で私に好感を持っているらしいことはわかって、その時から「絶対にあり得ない」と思った男性がいたのだが、フリータイムでも当然?私のもとにやってきて、じっとりとした目で見つめられたのだ(;´Д`)
いや、落ち着けマリコ、誰かとカップルになって、待ち合わせをしているのかもしれないではないか。
そんな奇特な女性はいないだろうけど。
「あの…」
と声をかけられた気がしたが、目が合っていない事にして、フミヨちゃんとのカフェの話が盛り上がっているフリをして通り過ぎた。
振り返らずにずんずん歩いたところで信号待ちになったので、フミヨちゃんに話しかけるふりをしてそっと後方を見てみると、怪しい男性はが少し距離を取って私達の後方を歩いていた。
付いてきてる?まさかね。36歳のくせに自意識過剰もいいところ(;´∀`)
と思って、目についたコンビニに用事があるふりをして入ると、やはり付いてきたのだ。
36歳の私達についてくるって…痴漢?変態?(;´Д`)
いきなりコンビニに入る私にキョトンとしているフミヨちゃんにそっと告げると、変態を巻くように人混みの中に入ろうと言ってくれた。
都会に暮らす彼女は慣れっこらしい。
勘違いだったのかもしれないが、怪しい人はそれから姿を見ることはなかった。
東京(横浜だけど)って怖いところだな(・_・;)