ササキさん②贅沢を言える年ではないとは?
オーナーが紹介してくれるらしいササキさんについて、スタッフがこう言った。
「ササキさん…。ああ、独身って言ってましたね。
でもボク、ササキさんって喋ってるところあんまり見たことないんですけど。」
と不安な事を言った。
ササキさんはこのカフェの出入り業者で、詳細は伏せるが家業を継いでいるらしい。
小さくても社長夫人…悪くない。
( ゚д゚)ハッ!
また肩書を重視してしまった(;´∀`)
人柄重視で行かねば。
それに
「何歳ですか?
私36歳なんですけど大丈夫ですかね(;・∀・)」
と確認しておくに限る。
オーナーは
「そんな贅沢言える年じゃないよ。42,43歳ってところじゃないかな。」
なんだかチクッとしたものの深く考えない事にしようと思った。
しかし、いったい男性にとって何歳が贅沢を言える年なのだろう(-_-;)
「じゃあ私の年齢とか合わせて、一応聞いてみて貰えますか?」
と言ったら、オーナーは善は急げとすぐに電話を取り出した。
え?もう?
ビックリ!
だけど嬉しい(;´∀`)
オーナーが電話の相手に話している。
『あ、ササキさん、今日は仕事じゃないんだ?
ササキさんて彼女は?
あ、そう、じゃ女性を紹介したいんだけど。
うんうん、あ、そう?
いいのいいの、そんな深く考えずに。
じゃ、連絡先教えておくね。
は、は~~~い。』
電話を切って
「というわけでマリコちゃん、大丈夫だったよ。」
と親指を立てて見せた。
なんだか今のオーナーの感じだと、ササキさんが乗り気のように感じなかったけど、大丈夫(;´Д`)?