ササキさん⑥あの人がササキさんだ(゚Д゚;)
ササキさんと最初の対面が決まった。
私自身はお酒を飲みながらの方が気楽でいいのだが、メッセージのやり取りの感じから、もし会話が盛り上がらなかった時の事が思いやられ、最初は(次があるかは不明だが)お茶だけにすることにした。
私が待ち合わせ場所に選んだのは、駅前のコーヒーショップだ。
以前コーヒーすらごちそうしてくれなかった男性がいたことがあるので(っていう考え方が36歳のくせに図々しいとかい批判はもういいからね(;´∀`))、早めに到着し、自分の分だけを注文し、先に座って待っていることにした。
一人コーヒーショップのソファに座って落ち着くと、今の状況がどれほど幸せなのかをかみしめた。
私はもうKさんからの連絡に怯えていない。
Kさんの機嫌を損ねないようになんて考えなくて良いのだ。
そうやって幸せを満喫していると、ササキさんから
『到着しました。』
というメッセージが届いた。
リラックスしていたところで緊張が(;´∀`)
『こちらは到着して、先にお店に入っています。奥のソファー席に座れましたよ^^』
と、手柄を自慢した。
『わかりました。』
と返事があって…
どれほど待っただろう。
お店はそれほど混んでいないのだが、席はほぼ埋まっている。
ソファー席はレジから死角になっているのでわかりづらいのだろうか。
心配になったので、身を乗り出してレジの方を見てみると、行列からはずれて男性が一人立っているのが見えた。
すぐにわかった。
あの人がササキさんだ(゚Д゚;)