Kさん232病弱だという洗脳?
Kさんから怒られると思うと怖かったが、勇気を出して言う事にした。
『具合が悪くて、ちょっと話していることも辛いから、切るね。』
すると
『あ?ああ…わかったよ。ゆっくり休んで。』
と躊躇し、不満げに言った。
ここ、ちょっとでもためらうところ(;´Д`)?
これがある木曜日の昼間のことだ。
その週末、Kさんから一度も連絡が無かった。
私の仕事は週末も関係なくやってくる。
コロナの影響で仕事が激減しているのだが、だからこそ与えられた仕事を抜かりなくやる必要がある。
だからKさんから電話がかかってこなかったのは本当に助かった。
後から考えればその期間が、Kさんの中から私の存在を消すことになったのだろう。
月曜日、Kさんから連絡があった。
『元気?』
私は先週胃炎で苦しんでいたのだが、Kさんは覚えているだろうか。
いや、覚えていないだろうな(;’∀’)
覚えていたら、元気?じゃなくて元気になった?だよね。
あえて
『うん、もう大丈夫だよ。』
と言ってみた。
『そう…ああ、そうか、良かった。』
という反応で、やっぱり忘れていたのか(;´Д`)とわかった。
ま、もうだいたい治ったけどね。
するとKさん
『マリコちゃんは身体が丈夫だと思っていたんだけど、違うんだね。』
どうだろう、かなり丈夫だとは思うけど、私も自分がこんな風に胃を患うとは思っても見なかった。
もしかしたら強くないのかな(;´Д`)
『…そうなのかな?』
と自信の無い言い方をしてしまった。
Kさんは嬉しそうに
『そうだよ!
いいかい?マリコちゃんはすごく身体が弱いんだ。
もう少し自分の体のことを労わった方が良い。
マリコちゃんはこの機会に仕事もセーブして、外出も控えたり、ほら、なんたってこのご時世だからね。』
関係ないけど、このご時世って言葉、最近“こんにちは”みたいな感覚でみんな使うよね。
Kさんがなんだか私を部屋の中に閉じ込めておこうとするようなことを言うので、ああ、また私を束縛することを言って洗脳しようとしているのだと理解した(-_-;)
この頃の私はいったい何を自惚れていたのか。