Kさん221幼少期の不満
私の別れたいという気持ちをKさんに伝えて、気持ちを理解してもらおうとしたのだが、どうも会話が噛み合わないし、Kさん自身に別れるつもりがない…というか、自分がフラれる事が予定されていないからか、どんどん話が明後日の方にズレていく。
東京に住むKさんと、地方の小さな都市に住む私。
Kさんに私の住所はバレていないのだから、今後電話に出なければ、自然消滅できるのかもしれない。
だがそれがなかなかできないのは、Kさんのメッセージに恐怖が潜んでいるからだ。
私だって試してみたのだ。
その日は朝早めに仕事に行くので準備に忙しく、電話がかかってきても出なかった。
以前ならその時間まで計算に入れて早く起きるようにしていたのだがもうやめた。
そして昼休みにも出なかった。
だってほんの30分ほどしか休憩が無い日だったから、少しでも身体を休めたかったので。
仕事に影響しそうだったから、Kさんからのメッセージも見なかった。
そして夕方、おそるおそる確認すると、こんなメッセージが届いていた。
『昨夜から体調が思わしくないんだ。
マリコちゃんの声を聴けたなら、少しは元気になると思ったんだけどね、残念だよ…。』
ポエムでゾクッとしちゃわない?(;・∀・)
『マリコちゃんと話せないまま仕事をしていて、ますます体調が悪くなってきた。
ボクの幼少期を思い出したよ。
両親との事を思い出した。
あ、こんな暗い話、聞きたくないよね。』
いつも一人称はオレなのにボクなのは、弱いボクちゃんを演じる為だろうか(;´∀`)?
それに文中で”あ、”って、芝居がかっててうすら寒いと思うのは私だけでしょうか~(;'∀')
私はこの幼少期の思い出というのは、母親からの愛情を十分に受ける事ができなかったとかなんとか言いたいのではないかと思っていた。
そしてそれも作り話である可能性すらある。
事実であろうがそうで無かろうが、彼の闇を背負うことはできないのでもちろん聞きたくはない。
そう思ってはいるのだが…
怖いのだ(;´Д`)
Kさんの言う事が本当で、それを信じなかったばかりにKさんが激しく傷つき、最悪自分を傷つけたり誰かを傷つけたりするのではないかと思うと、無視する事ができないのだ。
そして夜、私がこのメッセージを読んだ(既読)ことを知ったうえで電話をかけてきたKさん。