Kさん229素直なオジサン
『他の人たちは無くなって困っても、自分たちだけは…。』
Kさんのストック理由はやはりというか、何事に対しても、どうしても他人に対しての優越が必要になるようなのだ。
ほんと引くわ(;´Д`)
『そうだね、でも今のところ困ってないからいいよ。』
ここで「そうだね」だけで止めておけば良かったかな?とも思った。
しかし本当に、多少潔癖の私は、数枚はバッグや小物入れに携帯し、家にはお得箱が常にひと箱ストックされているので、心配することは無いと思ったのだ。
すると
『だ~か~らっ!
そんなことを言ってる場合じゃないんだよ!』
イライラした声で私を叱った。
『今はまだドラッグストアに行けば売ってるだろ、今のうちに買っておいた方が良いって言ってるんだ。』
そう言われたが、マスクを大量に買い込む人々を遠巻きに見て
(ああはなりたくないものだ。なんだか浅ましい(;´Д`))
と思っていたのだ。
だがそんなことを言おうものなら何倍になって返って来るかわからないので
『じゃあ…見掛けたら買っておくね。』
と答えるとKさんは鼻で笑って
『まあ、もう遅いかもしれないけどね。
ボクたちはマスクが必要になれば支給されることになるだろうから、心配ないけどね。
職場から支給されないマリコちゃんみたいなフリーターは、自分たちで調達するしかないだろ?
だからマスク調達は転ばぬ先の杖だと思ったんだけどね。』
ピキッ(# ゚Д゚)
フリーター…?
わかってはいたが、Kさんは私の仕事を、仕事として認めていない。
しかし私にもプライドがある。
もしかしたら私は以前
「私の仕事なんてフリーターみたいなものだから」
と言っていたかもしれない。
「私の仕事なんてフリーターみたいなものだから、働かないと収入は無いの。
(だからKさん、移動費を出してほしい。あるいはこっちに来て欲しい)」
という意味で言ったのだが、言葉を言葉通り受け取ってしまう人。
素直なKさん。(イヤミ)