Kさん228マスク消滅の予言
よくモラハラ被害者が、“当時は自分が悪いんだと思っていた”と言っているのを聞くことがある。
図らずもモラハラ被害者となった私だが、気が弱く自分の意見を伝えられない割に、最初から
(え、それって私悪くないよね?
なんで責められてるの?)
と思っていた。
もしかしたらKさんに負けず劣らず、都合の悪いことは他人のせいにするタイプかもしれない(;・∀・)
それでも事なかれ主義なので、Kさんの怒りが収まるようにというか、嵐が早く過ぎ去るようにという気持ちで、Kさんに従っているところがあった。
電話に出なければ良いのだろうか?
そうすればKさんは私のことをどうにかして調べて、何か私を陥れることを考えるのではないだろうか。
今なら、いくらなんでもさすがにそれはしないだろうと思うのだが、あの頃はKさんが自分のプライドを守る為ならどんな手段にでも出るような気がしていた。
だから、相変わらず電話には出ていた。
『マリコちゃん、ニュースで大体のことは知っていると思うけど、コロナのことを甘く考えない方が良いよ。』
?(;・∀・)
Kさんの話は時々脈絡もなく始まることがある。
この当時は新型コロナウィルスの影響がここまで広がると思っていなかったころで、実はあまりピンと来なかったのだが
『マスクは買いだめした方が良いよ。』
と言われ、おそらく鼻で笑った。
買いだめ?
オイルショックのトイレットペーパーのように、マスクが無くなるとでもいうのか(;’∀’)?
今思えば、確かにあの時に余裕を持ってストックしておけば、ここまでマスクに振り回されずに済んだのにと思う。
そしてまさかデマ情報とはいえ、トイレットペーパーが市場から無くなる日が来るなんて思いもしなかったのだが…。
Kさんは呆れたように言った。
『いずれ店頭から無くなるよ。多めに買っておけば、他の人は無くなって困っても自分たちだけはマスクをしておけるだろ。』