Kさん146都合のいいマリコ
姉の呆れた顔を見ないようにしながら、呼び出されていそいそと出かける都合のいいオンナ、マリコ。
田舎者が乗り慣れない電車を乗り継いで、なんとかミッドタウンに到着したものの、広すぎてKさんの指定した場所がどこなのかわからないし、人が多すぎて会える気がしなかった。
またKさんが怒っている姿が頭に浮かんで憂鬱になった。
落ち着けマリコ(;´Д`)
こんな時は誰彼構わず道を聞けば良いでは無いか。
しょせんおのぼりさんに恥などない(;´∀`)
最初に見つけた警備員さんをガシッとつかまえて
「すみません!○○というものがあると思うんですけど...」
と縋り付くと、その警備員さんはとても淡々と言った。
「それですね(゚Д゚)」
と指さして。
指の先には〇〇があった。
偶然にもKさん指定のモニュメントの前に私は立っていたのだ。
思っていたイメージのものと違っていたため全く気付かなかった(-ω-;)
すぐにKさんに電話した。
意図的に明るく言った。
「到着したよ~^^;」
『わかった、待ってて』
Kさんが機嫌の良い声でこたえ、電話を切った。
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