Kさん72イヤな予感って当たるよね
今思えば、待ち合わせのお店を見つけた事で安心した私は、気が緩んでいたかもしれない。
それがここまでの怒りを生むとは正直心外だが…。
待ち合わせの場所を見つけた私は、Kさんがやって来た時に正面から見える位置に立ち、Kさんがやって来るのを本を読みながら待った。
私がこの時読んでいたのは、職場の先輩から借りたサスペンス小説。
気を付けていないと夢中になって時を忘れてしまうようなおもしろいものだった。
時々スマホで時間をチェックしながらKさんを待っていると、9:55になってKさんからメッセージが届いた。
あら、なんだか嫌な予感しかしないじゃない?(;・∀・)
『今仕事でトラブルがあって、30分くらい遅れそう。ごめんね。』
(-_-;)
仕事という理由があるので全く構わないのだが、私は早く出発し過ぎたことをとても後悔した。
『全然!お仕事大変だね、気にしないでね^^』
と、心にもないことを返信してため息をついた。
じゃあちょっとふらっとしようかな。
極度に方向音痴の私は、とりあえず待ち合わせの場所を見失わないように、目と鼻の先にある今まさに開店しようとするドラッグストアに入ることにした。
するとふたたびKさんからラインが。
出発したという合図か?
と思ったら
『11:00くらいになるかも』
と更に遅れるというメッセージだ。
(-_-;)
嗚呼、更なる嫌な予感がするじゃない(;¬_¬)?