Kさん154 36歳の現実
Kさんと会った翌日は仕事だった。
Kさんがなぜかバカにしたように鼻で笑っていたが、地方の私からしたらとても大きな駅の大きな会場だった。
きっと東京の人にしかわからない卑下ポイントがあるのだろう。
わからない私でよかった(;・∀・)。
仕事が終わった後、友人フミヨちゃんと待ち合わせた。
フミヨちゃんの仕事が終わる時間まで待ち合わせ場所駅直結のデパートでふらふらして時間をつぶしていたのだが、なんとまあカップルの多いことか。
この季節だから?
(あ、まだ12月の事を書いているので)
シングルって本当に存在するの(;´∀`)?
或いはこの時期シングルって、こういう場所に来ないようにしているとか?
時間より少し早いが、待ち合わせ場所の広場に進み、フミヨちゃんを待っていると、ショップの中からやつれたオバサンが私を見ている。
やだ、なに(゚Д゚;)?
と思ったら
私だった~~~~~~っ!!
36歳って、こんなオバサンだったっけ???
いや、36歳が一概にオバサンというわけではなく、私自身がオバサンなのだ。
こんなやつれたババアを、よくもまあKさんは相手にしてくれているものだ。
そう思うと感謝の気持ちすら出て来た。
しかしせめてフミヨちゃんには少しでもきちんとした姿で会おうと、デパートの化粧品売り場に戻り、化粧直しをした。
気を抜くのはやめて、誰から見られていても大丈夫なくらい背筋を伸ばしてキリっとしていよう。
口角も上げておこう(;´∀`)