東京⑦え、どこまでタクシーに乗るの?
「ねぇ~カラオケ好きぃ?」
カラオケ?
カラオケって、モニター見ながら音楽に合わせて歌うアレ?
正直そんなに好きじゃないよ(;´∀`)
「この近くにあるカラオケ屋さんがめちゃくちゃオシャレなのぉ。ほら。」
と、スマホでお店のサイトを見せてくれた。
本当だ!なんとオシャレな場所。
これがカラオケ屋さんなの?
こんなの私の住んでいるところに無いよ!
てか…本当にカラオケ屋さんなの?
「ここ行ってみたいと思ってたんだけど、男一人じゃいけないのぉ。マリコちゃんが一緒に行ってくれたら嬉しいなぁって。」
ちょっと迷ったが未知の場所に入ってみたい気持ちがムクムク湧いてきて
「行きます!」
と返事をしていた。
あ、カラオケって個室だったよね…。
などという思いも浮かんだが、この似非KABAちゃんから危険なニオイを感じ取れという方が無理だろう。
Mさんはお店を出るとタクシーを拾った。
タクシーはいいよね~^^
ってかそんな遠い所?
と思ったら2,3分で到着したんだけど…。
なんと贅沢なタクシーの使い方だ。
Mさんが受付をし、先導して部屋に入ってきた。
「ぅわあ、ここだねぇ^^」
「うわぁ(*゚∀゚)
おしゃれオシャレ、こんなに広いお部屋にカラオケを二人だけでしていいの?
嬉し~~~~っ!」
てか別にカラオケしたいわけじゃないが、過剰に喜んであげるのがごちそうしてもらう側のマナーというものだ。
それにしても本当にオシャレだ。
部屋中真っ白で明るい。
テーブルにはこれまたオシャレな本がおいてある。
本?
本じゃなくてメニュー表だった。
「飲み物何にする?食べ物は?何か頼んだら?」
Mさん、こういうところ本当に好き~(*゚∀゚)
(恋愛感情は抱けないけど)
遠慮なく頼むことにした。
「スパークリングワイン飲みたいです( ´∀`)」
「じゃあ飲んでてね、先にボクが歌うぅ♪」
遠慮なくゆっくり飲ませていただくことにした。
カラオケに行きたいと言うし率先して歌うと言うので、さぞ歌が得意なのだろうと思ったら
衝撃的にヘタクソだった(;´Д`)