自転車さん④鏡に映ったババアが…
待ち合わせ時間よりかなり早めに着いたので、二階にある本屋に行くことにした。
時間帯が昼下がりだったからか、店内は閑散としており、私が目指すベストセラー本コーナーには40代前半くらいのスーツの男性が一人いるだけだった。
後ろから見てもしっかりした体格で、なんだかいいなあと思ってしまった(;゚∀゚)
横からチラリと顔を見てみると、残念ながら好みのタイプではなかった(´-﹏-`;)
いや、残念も何も接点もないし、40代なら結婚している可能性が高いのだが。
いやいや、今日会うのは34歳ながら大学生にしか見えない年下男性だ。
若さほど価値があるものはないぞ!
気を取り直し、ざっと女性雑誌コーナーも物色した所でトイレに行くことにした。
そこで私はぎょっとした( ゚д゚)!!
太陽光が差し込むトイレの鏡に映った私は、ひどいババアだったのだ。
こんなババアの私を、大学生にしか見えない自転車さんはどう思うだろう。
考えただけでどんよりする。
慌ててファンデーションを重ねたが、厚化粧になって却って老けてみえるような…。
もうどうしたらいいのか(;´Д`)
こんな気持で初対面の場に向かうことになった。