ナオミ④パワハラ?セクハラ?
26歳の彼は天然パーマ気味だったので、天パくんとしよう。
天パくんはとても優しい男の子(さすがに10歳近く離れていたので“男の子”)だった。
私くらい年上だと
ババアかよ😠!
的な態度で敬遠されても不思議じゃないのに、一生懸命気を遣って飲み物を聞いてくれたり、私の仕事のことを話題に振ってくれたりする。
さすがに恋愛(いや結婚)には発展しないけれど、居心地が良くてそれなりに楽しい時間を過ごしていた。
そこへいきなり黒い影が覆った
熊!?(゚Д゚;)
いや、熊のようなのっそりした大きな男性が二人(オッサン①、オッサン②)、何も言わずにニヤニヤしながら私達の前に座り、お酒を飲み始めたのだ。
ああ、彼らがさっきナオミちゃんが言っていた先輩達なのだとすぐにわかった。
不快だが、良い印象を与えておくに越したことは無い。
「こんばんは(^^)」
先輩達は相変わらずニヤニヤしながら言った。
オッサン①「俺たちなんて気にしないで話を続けてよ~ニヤニヤ」
オホホ、私達の会話をサカナにお酒を飲むおつもりですか?
などと言えるわけもないので微笑んだ。
「そうおっしゃらずに皆さんでお話しましょうよ!
お仕事のこととか教えてください。」
「いや~俺たちみたいなオジサンが入ったら盛り上がる話も盛り上がらないよ。なあ!(オッサン①がオッサン②に相槌を求める)」
本当に…そう思うならどこかに行けば良いのに( ゚Д゚)
カマッテちゃんオジサンが2人、若者の恋路(あら、私は違った。)を邪魔して楽しんでいるのか。
まだ天パくんに年齢を言っていなかったがまあいいや、天パくんは可愛らしいが結局は私の対象ではない。
「とんでもない!
私は35歳なので、皆さんとのほうが話が会うかも^^」
オッサンたちを引かせようと思って放った言葉だったが、想定外の答えが返ってきた。
オッサン①「天パ、良かったな!絶対年上が良いって言ってたもんな!
あのね、こいつ童貞なんですよ。そういうお店に誘っても絶対嫌だっていうの!
どうかこいつの事頼むね!!」
オッサン②「手取り足取り教えてやってよ!!」
天パくんは隣でバツが悪そうに俯いているのがわかる。
なんというひどい職場だ…。
性格の悪さなら私のほうが上だと思うが、(意外にも?)他人を卑下する笑いの取り方はしない
(-_-;)ムカムカッ