ナオミ⑥未婚の原因
隣りに座ったのは誰だ(*´з`)?
期待してそちらを向くと、そこにいたのは
オッサン①だった。
ちょっと!!
なんなのよこの合コンは(# ゚Д゚)
あなた方既婚のオッサンに、私の未来を邪魔する権利はないはずですが???
「マリコちゃんだっけ、さっきはごめんね。
実は天パがさ、マリコちゃんのことすごく気に入っちゃったらしくて、よかったら元に戻ってやってくれないかな?」
明らかに発展する可能性のない天パくんと話すか、生理的に受け付けないコウノさんと話すか、どちらも不毛だが、天パくんを選んだのは至極当然の成り行きだと思う。
「コウノさん、申し訳ありません、席を外しますね…(^_^;)」
コウノさんは不満そうだったが、先輩が連れに来たのだから仕方ないとでも言うように
「どうぞどうぞ」
と言って、私を差し出してくれた。ε-(´∀`*)ホッ
天パくんのところに帰る時にお店を見回すとレイコちゃんがいない。
ピーン( ゚Д゚)!
御手洗だわ!!
私もお手洗いに行かなくちゃ(゚Д゚)ノ
案の定レイコちゃんが化粧を直していたので助けを求めた。
「レイコちゃん、もし良かったら同じテーブルに座ってくれない(;´Д`)?」
誰が聞いているかわからないので小声で事の顛末を話し、ナオミちゃんの悪事をチクっておいた。
へっへ~~~んだ\(^o^)/
どうやらレイコちゃんも既にコウノさんから不気味な攻撃を受けた後らしく、避難場所が欲しかったらしい。
天パくんのところに戻ると、そこには他に一人白いデニムシャツの似合う若者とオッサンたちがいて、美女レイコを連れて帰った私を功労者のように褒め称えてくれた。
オッサン①が
「早く若い人たちで連絡先交換しよう!」
と、本当に空気を読まずにズケズケと進行するので、否応なく全員がスマホを出すことになった。
「オレも混~ぜて!」
まさか、遠くにいたはずのコウノさんが、オッサンたちより更に空気も読まずにライン交換に加わってきた(゚Д゚;)チッ
しかし、落ち着いて見回してみると、今回のメンバーは(コウノさん以外)ルックスや性格などに極端に問題のあるタイプがいない。
今回だけしか知らないが、既婚者の先輩達が、わざわざ彼らの縁組を阻止しているような気配すらするのは私の邪推?