Kさん164隣の芝生は青く見えるのか?
あぁ…遅かったか(´Д`|||)
ナホちゃんは目が合いつつ、首をかしげながら、でも意味ありげに含み笑いを浮かべて小さく手を振っている。
事情の説明が長くなるなあと思った。
「じゃ、友達いたから。また…」
(あ、または無いわ(;´д`))
と名残惜しい私に対して
「だね、また!」
と明るく手を挙げた男性A。
彼はナホちゃんが待ち合せた相手だと気づいて、なんとナホちゃんにも軽く会釈して改札をくぐっていったのだ。
男性Aを見送りつつ、近づく私とナホちゃん。
ナホちゃんが最初に言ったことは
「え、今のがカレシって事よね?」
だ。
そんなわけで、Kさんの事より先に、男性Aとの出会いから語ることになるのであった。
ざっと聞いたナホちゃんは、こんな尻軽な私を非難するでもなく
「羨ましい~っ!」
と言ってくれた。
「(この年で)ナンパされたこともだし、そのナンパに付いていっても許される立場ってのが羨ましい~( ´∀`)」
だそうだ。
ナホちゃんは29歳で同じ地元の人と結婚して、現在都内に住んでいる。
その立場の方がはるかに羨ましいのだが…。