怪セミナー⑦特別に選ばれし私
眠る前に一応メールチェックすると、見慣れぬ名前からメールが届いていた。
あ…わかった。
それはサトウゴロウ(仮名)からのメールだった。
サトウゴロウ(仮名)は高飛車にこう書いてあった。
『今日はセミナーに参加してみてどうでしたか?
ボク達がこうして出会ったことも何かの縁ですね。
つまり、これでマリコさんが結婚できるのも時間の問題ですよ!
ただし、ボクのコーチを受ければの話ですけどね。』
ほんっと~にイラっとするわぁ(゚Д゚;)
もう返信しなくていいかとも思ったのだが、仕事仲間のトモちゃんの紹介だ。
一応返信しておこう。
なんと書こうか考えた末、こう書いた。
「参加させていただいてありがとうございました。
色々と耳の痛い話がありましたが、面白く聞かせていただきました。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。」
最後の一行のなんと便利な事か(*´ω`*)
これで安心して他の仕事をしようとすると、すぐに返信が来た。
は、はやっ(゚Д゚;)
『耳が痛いという事は心当たりがありすぎるという事ですね(笑)』
ここまで読んだだけで、いきなり(笑)に無性に腹が立ってきた(-_-;)
『耳が痛い事を受け入れてこなかったから今のマリコさんがいるという事がわかりましたか?
マリコさんには明らかにボクのコーチが必要ですね。
トモちゃんの紹介ですから、特別に優先します。
ただ、これが楽しみの始まりでもあり、苦しみの始まりでもあるという事を覚悟してください。』
セミナーでの話はこれで終わりだが、このメールに返信することはなかったら、その後はメルマガのようなものが時々送られてきた。
そしてこの話には後日談がある。
それはまた今度書いてイライラを垂れ流したいと思う。