Kさん㊷私が持っていたら変ですか(゚Д゚;)?
クローゼットに用意されたビーチサンダルやバスルームのオシャレアメニティを、持参した大きなバッグの中に残らず収めたKさん。
そうそうその大きなバッグ、メーカーは何と言ったか覚えていないが、有名なブランドのものらしい。
エルエルビーンのキャンバス地のバッグによく似ているものだった。
一応コレね(-_-;)
そんな普段使いするバッグまで自慢しちゃうんだね、と心で笑った。
誰かがいたら声に出して一緒に笑っていたかもしれないので、一人で本当に良かった。
その後Kさんが私の洋服の小さなロゴに目を止めて言った。
「それいいね、まるで〇〇のみたいじゃない。」
〇〇とはまさにこの洋服のブランド名だ。
とてもポピュラーなブランドなのだが、ナニか?
ニセモノだとでも言いたいのか(゚Д゚;)?
なんと言っていいものか迷ったが、パクリ商品を着ていると思われても嫌なので
「うんそう、〇〇だよ~^^」
とほほ笑むと
「え…」
と無言になった。
これはどういう意味に解釈すれば良いのだ(;´Д`)?
卑屈な考えだが、地方の中年自営業の独身女が、ポピュラーとはいえブランドのお洋服を着ているとは思わなかったってこと?
まあ、5年くらい着ている超中古なんですけどね(;´Д`)
そしてそれを機に、Kさんは他の持ち物まで見始めた。
「そのネックレスってもしかして〇〇だったりして?」
そう、コレは20代後半に付き合った彼氏から貰ったものだ。
決して(このブランドの中では)高いものではないのだが、自分で買うには不自然なブランドだ。
え~と、なんて答えるのが正解かな…。
とおそらく1秒の間に思いをめぐらした結果
「え、どこのだろ?忘れちゃった(;´∀`)」
とあいまいに答えると、Kさんはそれ以上何も言わなかった。