Kさん㉙バレたくないのは誰に?
ケーキを食べ、チョコレートで書かれた鳥肌の立つようなメッセージをグリグリとフォークで消した私。
気分を変える為にバルコニーに出ようと立ち上がった時、下半身に違和感を覚えた。
まさかとは思ったが…“アレ”かもしれない。
「ちょっとお手洗いに(;・∀・)」
とKさんに断ってトイレに向かうと…
幸か不幸か(?)生理になっていた。
決して安定した生理周期ではないが、いつもより一週間は早い。
しかも、いつもならあるはずの予兆、鈍い腹痛も無かったので、生理用品を持って来ていないのだ。
あわわわわわヽ(;▽;)ノ
恐らくホテルにもあるだろうが、「生理用品を分けて下さい」など、恥ずかしくてとても言えない昭和生まれの女(;´Д`)
当然ながらKさんは恐らく“そのつもり”でこんなステキなホテルを取ってくれたのだろうから、言わないわけには行くまい。
ちょっと具合悪い演技しよう(-_-;)
トイレからヨロヨロと出て、恥を忍んでKさんに打ち明けた。そして
「本当に予定外で準備が無くて。
すぐ側にコンビニがあったから、行って来ても良い?」
Kさんはとても心配そうに
「もちろんだよ、一緒に行こう!」
と抱きかかえるようにしてくれたが、そこまでの苦痛では無い(-ω-;)
心配なのでタンポンも買って来よう。