東京⑩キスするつもりじゃん(;´Д`)
カラオケのお店からホテルまで送ってもらいがてら歩くことになった。
どうやら私が泊まるホテルはカラオケのお店からめちゃくちゃ近かったらしい(・_・;)
(さすがにそれは無いだろうと思ったが)部屋に入られては困るのでホテルの前で
「今日は本当にありがとうございました!」
きっぱりと言うと、Mさんは心配そうに
「大丈夫ぅ?朝連絡してねぇ。」
と、荷物を渡してくれた。
「あ、これお土産だよぉ。」
と、会ったときからずっと持っていた紙袋も渡された。
せっかくくれると言っているのにそんなに嬉しくない。
だってこんなたくさんの荷物、スーツケースに入るかな(・_・;)
それでも癖で
「やだーっ、うれしい(*'▽'*)」
とマナーを全うした。
それが油断になったのか、Mさんは私の両肩に自分の両手を乗せ、今度は確実に口と口をくっつける、つまりキスをするつもりで顔を近づけて来た。
あーもう笑いにするしか無い。
「やだぁMさんったら(*´∀`*)ノ」
酔っているのを利用して、バシバシと顔から胸から笑いながら叩いてみた。
Mさんもそういうムードに無いことを悟ったか、離れてくれた。
ホッ(;´Д`)
Mさんに大きく手を振って、早くどこかに消えてくれるように、ほぼ追い立てた。
とにかく早く、早く部屋に帰って一人になりたい(;´Д`)
部屋に入ってシャワーを浴び、落ち着いた所でやっとさっき貰ったお土産を思い出した。
前回羽田空港のお土産をたくさん持ってきてくれたように、横浜のお土産がたくさん入っていた。
ショックなのは、私が食べたいと思っていた聘珍樓の『極上まん』が入っていたことだ。
注意:要冷蔵のね(ノД`)
前回のケーキにしてもそうだけど、すぐ家に帰るわけじゃないのにこういうの貰ったって困るだけじゃ無い?
私の話なんてこれっぽっちも聞いてないって思うよね(;´Д`)
私というオンナはこんなに良くして貰っているくせに、図々しいにも程がある...よね(-ω-;)