「彼氏」㉜ここに来て占い師の言葉が足枷に
事件が起きたと言うより、私が事件を起こしてしまったのだ。
よりによって私自身が…(;´Д`)
サクライくんに貰ったネックレスを見せて、とりあえずミッションクリアとなったものの、髪がネックレスに少し絡んで邪魔だった。
そうだ、ヘアゴム持ってきてたから結ぼう(・∀・)
と思い、髪を束ねようとした時
ブチッ!
鈍い音と共に、ネックレスは千切れていた(;´Д`)
私の剛毛が、ネックレスを引きちぎってしまったのだ。
サクライくんの表情を想像して、青ざめる私(-_-;)
「ごめんなさい( ;∀;)!」
とっさに謝ったが、サクライくんはあからさまに不機嫌になり、文句を言い始めた。
「人がプレゼントしたものを粗末に扱う」
だとか
「あまりにもそそっかしい」
だとか、ブツブツブツブツ言い続けている(*_*;
謝っても余計に不機嫌になるだけだ。
サクライくんの文句がしつこいので、小さくため息をついた。
もちろん悪いのは私だ。
”大切な彼氏“からのプレゼントを粗末に扱った。
しかし私はわざとやったことなのか?
もしサクライくんが同じことをしても、私はこういう態度を取らない。
寧ろ笑ってしまうかもしれない。
私とは価値観が違いすぎるのだ。
だが占い師の言葉を思い出していた。
「自分と性格の違う相手を見つけろ。」
「ちょっとダメだと思ったらすぐに別れるのがダメなんだ。」
占い師さんありがとう。
おかげで踏みとどまることが出来ました。
踏みとどまってよかったのかどうかは別として…。