「彼氏」④言われるがままに待つオンナ
パーティーの後、ラインでやり取りをし、デートの約束したのは翌週の金曜日だった。
翌日土曜日が休みらしい。
不動産関係というので週末は仕事だろうと思ったのに…。
私は週末大体仕事の為、想定外の残念だった(;´Д`)
19:30分に待ち合わせをしたのは、あるデパートの有名なオブジェの前。
私は19:00に到着していた。
この日仕事が休みだった私は、ウキウキを抑えきれず、早く家を出過ぎてしまったのだ。
いくらなんでも早いので、デパートの中に入って化粧品を見たり、ちょうどハンカチのワゴンセールをしていたので買ってみたりしていたら、すぐに時間はやってきた。
再びオブジェの前に戻ると、気付かなかったが彼からラインが届いていた。
「すみません!仕事が片付かなくて、ちょっと遅くなりそうです。20時にして頂いていいですか?」
うえ…今頃かよ(-_-;)
と思ったが
もちろん大丈夫!的な返信をして、デパートの中に舞い戻った。
改めて化粧直しでもしようとトイレを探したが、やはりさすがの金曜日、3階まで満杯だった(;´Д`)あうっ
結局階を飛ばして一気に6階まで行き、家庭用品の奥の静かなトイレで化粧直しに励んだ。
もう塗る所もないのだが…。
すると、またしてもラインが
「すみません!急にお客さんが来ちゃって。20時30分でも大丈夫ですか?」
まあ…せっかく来ちゃったので待ちますよ(;´д`)
デパートは楽しいのでね。
そうして化粧を直していると、聞き慣れない曲が流れてきた。
思わず口ずさみたくなるこの曲は…
ほた~るの~ひ~か~あり~♪
蛍の光(゚д゚)!?
閉店じゃんか!