本物の(?)パーティー②ボディタッチはちょっと…
結論から言うと、パーティーは散々だった。
始まってすぐ私は一人になった。
仕事仲間の女性はパーティーが始まる前から色々な人達と挨拶を交わし、沢山の人から紹介を受けていた。
寂しいのでちょこちょこと金魚のフンと化してついていっていたが、フンはあくまでもフン。ご主人様から放たれる時がやってきた。
パーティーが始まって主催者の男性がステージから嬉しそうに
「A子さん(仕事仲間)をお迎えしています!こちらにどうぞ!」
と呼んだのだ。
拍手の中ステージに上る彼女。
嗚呼っ(;´Д`)行かないで
仕事仲間としての彼女しか知らなかったが、どうや彼女は意外と有名人だったらしい。
こんな場面があるならそう言っておいてくれればいいのに。
「乾杯!」
彼女の発声で乾杯が行われ、みんなが周りの人達と乾杯する中、私は誰とも乾杯せずにスパークリングワインを飲んだ。
その後も、誰も知り合いがいない上に女性は全員グループで参加しており、そして男女とも見た目も若く私より年下ばかりなのだ。
何度か参加している人達が多いようで、それぞれグループで盛り上がっている。
一人で食事するのもなんだか恥ずかしいし、仕事仲間に挨拶をして、もう帰ってしまおう。
そう思って探していると、すぐ横で声がした。
「おねえさん、お一人ですか?」
え、私(;´∀`)?
ここで振り向いて自分でなかった時が恥ずかしいので、ちょっと聴こえないふりをした。
すると今度は肩をトントンと軽く叩かれた。
いきなりボディタッチかい(;´Д`)??