彼に手を出さないで!
さて、私の短所(場面が違えば長所にもなり得るのだが)の一つに「忘れっぽい」というものがある。
私は既にユウコさんや彼とのメールの事を忘れていたので、気楽にいつものカフェに向かった。
ユウコさんを見つけて笑顔で手も振った( ゚∀゚ )/
しかし…
ユウコさんは違った。
普段から表情の乏しい人だが、今日はいつも以上に能面のような冷たさを湛えていた。
ああ、これはヤバイかも(´∀`;)
それでもお互い、何も思っていないよ~という風を装って、世間話をしたあと、少しの沈黙を挟んでユウコさんは口を開いた。
「あのね、ずっとマリコさんに対して感じていたことがあるの。この機会だから言わせてもらうけど…」
”ヤバイかも”な予感が的中したことを確信した。
アレ以来山田さんからは連絡がない(返信してないしね)ので、すっかりその事を忘れていたが、ユウコさんは怒りを讃えていた。
ユウコさんの「言わせてもらう」事って、絶対にあの山田の事だ。
罪もない人を呼び捨ててしまった(;´∀`)
「友達だと思うから言わせてもらうけど」
嘘だね(;゚∀゚)
本当の友達はこんなピリピリした言い方しないし
そもそも
ユウコさんとは友達と呼び合うようなお付き合いではない。
「マリコさんはいつも笑顔で絶対人のこと悪く言わないけど」
お、おう、よく言われるΣ(・∀・;)
「卑怯なところがあるよね。」
え、ヒキョウ?秘境(;´д`)?
「人の事を利用するだけ利用するうんぬんかんぬん~~~~。
××〇〇4t-w^grfl!」
語気が強くなるユウコさん。
いきなり言われて思い出すのに手間を要したが、以前仕事で悩んでいた時にこぼした愚痴に対して、答えてくれた内容の事を言っているのだとわかった。
ちょっと詳しく書けないが、ユウコさんはよほど自分の意見に自信があったのだろう。
「山田さんのことだってそう。」
ほら出た、本題そこやんヽ(゚∀゚)ノ パッ☆!
言いたいのは、今日のタイトルでしょ?