35歳の合コン④あの国の企業にお勤めの彼
カザマさんは製薬会社の営業さんだった。
所謂MRってヤツですね😊?
同級生の旦那様にMRがいるのだが、ハードワークながらも給料もなかなかのものだと聞く😁
そして、正直予想はしていたのだが、カザマさんはバツイチらしい。
(;´д`)でしょうね。
らしいというのは、さっき本日初対面となる女性幹事から
「その人、確かバツイチかもです。」
とそっと耳打ちされたからだ。
でもそんなの
ぜんぜん良いよ~\(^o^)/
35歳の私が、初婚で高収入のイケメンと結婚できるなんてハナから思っていない。
さあ、もっと仲良く話をするぞ!
と思ったが叶わなかった工エエェェ(´д`)ェェエエ工
幹事のタカギさん(忘れていたが佐藤健似)が
「は~い席替えで~す!」
と場を仕切ったからだ。
くっそ~“似”のくせにヽ(`д´;)ノ
隣へやってきたのはスマホさんだった。
ええっ、せっかくの席替えだよ(+_+)?
さっきも隣に座ったのだから誰かと代わって欲しいのだが、どうやらスマホさんはボーッとしていたら、ここしか空いていなかったらしい。
そして、どうやら私に懐いてしまったのだ。
そうか、スマホさん、話し相手がいなくて寂しいんだな。
や、でも私、結婚が目的で…あう(;´д`)
彼とは仲良くなっても良いことがあると思えない。
本当は自分が惨めになるので使いたくない手だが、焦っているイタいオバサンアピールで引かせる作戦に出ることにした。
「私35歳だから、さっさと結婚したいんです。理想は専業主婦希望の男性。うふふ」
「ボクもなんですよね…。今の給料なら専業主婦でもイケるんじゃないですかね。」
え、マジ?サ◯ス◯って、そんな給料良いのΣ(゚Д゚)?
「ただ私、年齢的に子供が出来るかどうか。高齢出産だとリスクもありますしね。」
「子供って、絶対必要ですか?二人ならリタイアして二人で仲良く旅行なんてのもありだと思いますけどね。」
スマホさん、相手があなたでなければ、なんという理想的な答えなんでしょう。
こんな私に興味を持ってくれたのは嬉しいけれど、(35歳の私のくせに)あなたに興味が全くわかないの(´∀`;)
何より結婚は安定が必要。
今いくらちょっとばかりお高いお給料を受け取っていたとしても、あの国の企業というだけで敬遠しちゃうポイントなのだよ。
「合コンとかよく来るんですか?」
ここは更に卑屈な性格でも見せておくか。
「いや~この年令じゃなかなか合コンもありませんよ。職場でも誘っても貰えないんですよ~。今日はまさか誘って貰えると思わなかったな~。人数合わせかしら。な~んちゃって(^_^;)」
「ボクも人数合わせで呼ばれたんですよ…。」
それは確かに可愛そうだが、私だって人生がかかっているのだ。
寂しいあなたに付き合っている場合ではないのだよぉ( ;∀;)