視えていたのですね(;´д`)
「それからね、あんたの部屋のベランダ、濁った水があるね。あれを早く片付けなさい。水回りを不浄にすると男が寄り付かんよ。」
は( ゚д゚ )?
これには表面的にいつもニコニコの私もちょっとムッとした。
私は自他ともに認める掃除好きのキレイ好き。
ベランダだって常にキレイに掃いている。
こうなるとおばちゃん喋りすぎでしょ。
急に一切信用できなくなったところで
「はい、5,000円」
お帰りくださいとでも言わんばかりの無愛想で手を差し出され
「あ、はい( ゚д゚;)」
まごついて迷惑をかけてはならぬとばかりにイソイソとお財布を開いていた。
帰りの電車の中で占い師の言葉を思い返してイライラが止まらなかった。
支払った5,000円を無駄にしたと考えると、更に悶々とした。
部屋に入り、空気の入れ替えをする為に窓を全開にした。
「濁った水を早く片付けなさい」
占い師の言葉が蘇ってきた。
このキレイなベランダのどこに濁った水があるというのか
窓を閉めようとして、何かがキラリと光るのを感じて手が止まった。
「な、なに?(゚A゚;)ゴクリ」
思わず呟いていた。
その光は隣の部屋との隔壁付近からだった。
プラスチック製の容器がころがっているではないか。
近付いてみると、カメラのフィルムケースに似ている。
カメラに全く興味の無い我が家のベランダの隅っこにあって、転がっている…
だけでなく、おそらく昨夜から降り続いていた雨水を溜めて、キラキラと光っていたのだ。
なぜこんなものがベランダにあったのかわからないが、当然占い師の言葉が甦った。
「濁った水を早く片付けなさい」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル