ササキさん⑪父を彷彿とさせるオトコ
同居決定(;’∀’)?
まだ結婚するかどうか、40歳を過ぎても独身だとわからなかった20代の頃から二世帯住宅。
いきなり同居か…(;’∀’)
恋愛から始まったならまだしも、それが分かった時点でササキさんとはナシだ。
が、オーナーに対してイヤな印象を与えたくないので、穏やかにこの面会を終了しようと決めた。
ササキさんがダメでも、あわよくば、また誰か紹介してもらえるかもしれないしね。
それにしても、本当にお茶だけにしといてよかった。
食事になんか行って、長時間の会話を続ける自信が無いし、なにより会計の時に困りそうな気がする。
どんな支払い方であったとしても(;´Д`)
私はぬるくなったコーヒーをぐいっと飲み干して
「じゃあそろそろ…」
と言った。
たぶん会ってから30分も経っていなかったと思う。
「はい。」
ササキさんもホッとしたように同意した。
今のホッとした感じ、ササキさんはもしかしたら私が好みではなかったため、あえて二世帯住宅の話をしたんだったりして(;´∀`)
いや~それほど頭の回転の速い人でもなさそうか…失礼。
立ち上がって出口に向かう時、ササキさんの方が出口側にいたこともあり、先に進むものだろうと待っていたが
「どうぞ」
と促されてしまった。
よくわからない気の遣い方だ。
出にくいので
「荷物がたくさんあるので、どうぞお先に^^」
と逆に促して先に出て貰った。
後ろからササキさんの後頭部を見ることになったのだが、前から見るよりももっと薄くなっているように思えた。
誤解の無いようにしたいが、別に毛量は関係ない。
ただ、この頭髪のタイプは、私の父のようで、異性として見られないポイントがまた一つ見つかってしまったということだ( ̄▽ ̄;)